Touch The Rainbow/CASIOPEA
演奏動画
自分のギター練習用のため、エレキギターパートを除いたバッキングトラックになっています。
構成・コード進行・解説
Key=D Tempo=194
Intro→A→B→C
D→E
B→C→Cx2(Piano Solo)→Cxn(F.O,)
Intro
|D |% |% |% |% |% |% |% |
|D |% |% |% |% |% |% |G/D |
A
|D |% |% |% |% |% |% |% |
|D |% |% |% |% |% |% |G/A |
|D |% |% |% |% |% |% |% |
|D |% |% |% |% |% |% |DM7 D7/Ab |
B
|G |% |A/G |% |F#m |% |Bm |Bm/A |
|G |% |A/G |% |F#m |F |Bb |Em7/A |
C
|Em9 |GM7/A |F#m7 |Bm7 |
|Em9 |GM7/A |F#m7 |Bm7 |
|Em9 |GM7/A |F#m7 |Bm7 |
|CM7 |% |GM7/A |% |
D
|BbM7/C |BbM7/C AbM7/Bb |GM7/A |% |
|BbM7/C |BbM7/C AbM7/Bb |GM7/A |% |
E(GuitarSolo)
|Gm7 |% |GM7/A |% | x5
|Gm7 |% |GM7/A |Ab7(#11) |
進行も構成も割とシンプルというか王道な感じですが、それだけにメロディの良さが引き立つ典型の一曲と思います。Aメロなんて進行だけ見たらD一発ものなのに、実際はめちゃくちゃメロディアスなので逆にびっくりします。
Bメロはいわゆる王道進行(VI→V/VI→IIIm→VIm)のバリエーション。Bメロ全体でこの進行を二回繰り返しますが、一回目の最後はGに戻るためにベースだけ下降して変化をつける&スムーズに進行させるためにベースがB→Aと動いています。二回目は一瞬Bbに転調しつつ最後は元に戻ってIIm7/V。普通はこの後I(この曲であればD)に行くのですが、この曲ではIIm7(Em)に進行するのがハズシで面白いところです。IIm7/VやIV/VはV7の代理として(特にフュージョンやAOR、シティポップでは)頻出のコードですが、調性感があいまいで、ある種終止感もあるのでこういう芸当ができるのかな、と思います。
Cメロ(サビ)はいわゆる逆循環(IIm→V7→I→VIm)のバリエーション。V7とIがそれぞれ代理コードのIV/VとIIImになっています。
Dはブリッジで、平行和音でつなぐ形。
Eはギターソロ用の2コードのパターン。I→V7を繰り返すシンプルな進行のバリエーションと言えます(それぞれ代理のVImとIV/Vになっている)。最後のAb7は(オルタードテンションである#11も含まれていますが)、BメロのGに進行するためのドッペルドミナントであるD7の裏コードです。
この曲について&打ち込みについて
本ナンバーが収録されているHALLEというアルバムは通して聴くとなんだか落ち着きが悪くて、これは多分に最後の曲がParadox Marchというドドスコ系の曲(ってなんだ笑)ということに原因があり、個人的には2曲目のHoshi-Zoraをラストに据えたほうが座りがよかったんじゃないかなぁと当時から思っています。
それはさておき本ナンバー。爽やかでノリノリの曲だなぁ~と思えば作曲は神保さん。アルバム中盤の本ナンバーとAfter Schoolのあたりの流れはワクワク感満載で、聴いていてとても楽しいですね。
打ち込みに関していうと、Aメロはコードを弾いているパートがなくて、打ち込み泣かせなアレンジと思います(白玉とかコードバッキングがないと不安になるのは悪い癖だよなぁと思うのですが)。今回の打ち込みのポイントはサビのスキャット。今回はNEUTRINOのナクモ君で再現してみましたが、多分一番苦労したのは野呂さんがなんて歌っているのかを聴きとるところでした。野呂さんご本人のスキャットと違い、少し力が入った歌い方になりましたが、これはこれでアリな感じで、同じカシオペアのあの曲とか、イントロで延々スキャットがあるT-SQUAREのあの曲とかも結構面白い感じに仕上がるのでは?と絶賛妄想中です。