待ちぼうけの午後/T-SQUARE
演奏動画
自分のギター練習用のため、ギター(のアドリブ)パートだけを除いたバッキングトラックになっています。Saxの音はもうちょっとなんとかしたいところ。
youtu.be構成・コード進行・解説
Key=Eb/Tempo=85
Intro→A→B→C
→Interrude→A→B→C'
→Ending
Intro/Ending
|EbM7 Fm7 Gm7|AbM7 Gm7 Fm7|EbM7 Fm7 Gm7|AbM7 Gm7 Fm7 Gb/Ab Cb/Db| x2
※Endingはずっと繰り返してF.O.
A(基本的にIntroと同じ)
|EbM7 Fm7 Gm7|AbM7 Gm7 Fm7|EbM7 Fm7 Gm7|AbM7 Gm7 Fm7 Gb/Ab Cb/Db| x3
|EbM7 Fm7 Gm7|AbM7 Gm7 Fm7 G7(b9,b13)|
B(Key=C→Eb)
|CM7|FM7|CM7|FM7 Fm7/Bb|
|EbM7|AbM7|EbM7|Ab/Bb|
C/C'(Key=Db→Cb→A(→Eb)→Db→Cb→A→C→D→F)
|Ebm7 Ebm7/Ab|Dbm7 Dbm7/Gb|Bm7 Bm7/E|AM7 Ab/Bb|
|Ebm7 Ebm7/Ab|Dbm7 Dbm7/Gb|Bm7 Dm7|Em7 GM7 FM7|FM7|
C'は最初の4小節を2回繰り返し。また最後のFM7の1小節はなしでEndingに突入。
Key=Ebとしていますがこれはあくまで冒頭だけで、曲中で目まぐるしく転調します。一応セクションごとにキーを書いていますが、特にCのDm~FMのところは自分的には正直??です。一方でバランスをとるかのように、曲の構成はとてもシンプルです(平たく言えば2コーラス繰り返してフェードアウト)。
コード進行は、Aセクションは基本的にI→IIm→IIIm~VI→IIIm→IIm~要するにドレミーファミレーの繰り返し。ただし2回目の繰り返し後にはIV/V系のコードを2つ挟んでアクセントになっています。僕はここの転調の理論的な意味付けができていません。違和感はないし、何らかの働きがあると思うのですが。Bセクションへの橋渡しにはオルタード系のV7が挟まっています(CにいくためのG7)。
BセクションはI→IVの繰り返し。キーが変わる直前にIIm/VやIV/Vを入れているのは教科書的な動き。
CセクションはIIm→IIm/Vと動いてIに行くと思いきや下方向に同じ形で転調していくパターン。3小節目から4小節目でやっとIIm→IIm/V→Iに落ち着きます。ただ、ここも2回目のFM7に向かうところの転調の流れは理論的にどうなっているのかよくわかりません。もう少し勉強が必要ですね。
この曲について
T-SQUAREのアルバムラスト曲というとたいていは和泉氏のバラードで締めるのがお約束ですが、このアルバムでは本田氏のミディアムテンポナンバーになっています(オープニングナンバーも爽やか系ではなくて8ビートのロック系ナンバーになっているのでこのアルバムは「お約束」を外してきている感じがしますね)。
この曲は全体のけだるい感じがタイトルにマッチしていていいですね。安藤氏のソロも絶妙のけだるさがあって癖になります。