Love Is In My Sight/THE SQUARE
演奏動画
安藤さん勇退にからめまして、安藤まつり第三弾、アルバム"S・P・O・R・T・S"のオープニングナンバー「Love Is In My Sight」です。動画はエレキギターパートを除いたバッキングトラックになっています...とは言っても、この曲ではエレキギターはクリーントーンのバッキングに徹しているので、カラオケ感は希薄ですが。
構成・コード進行・解説
Key=Bb Tempo=157
Intro→Ax2→B→C→D
Ax2→E→B→C→D
Axn(F.O)
Intro
|N.C. |% |% |% |
A
|Gm7 Cm7|Dm7 |EbM7 EbM7/F|BbM7 |
|Gm7 Cm7|Dm7 |EbM7 Cm7/F |BbM7 Cm7 Dm7 Bb/F|
B
|EbM7(13)|%|DbM7(13)|% |
|Gm7/C |%|Eb/F |F/G|
|EbM7(13)|%|DbM7(13)|% |
|Gm7/C |%|Eb/F |F |
C
|F/A Bb Cm7|Cm7 |F/A F |Gm7 |
|F/A Bb Cm7|Cm7 |Dm7 |Cm7/F|
D
|BbM7(13)|%|AbM7(13) |% |
|Cm7/F |%|BbM7 Bb7|AbM7 Ebm7/Ab|
|D7#9 |
E(Saxソロ)
|EbM7(13) DbM7(13)|DbM7(13) |Cm7 |Eb/F |
|EbM7(13) DbM7(13)|DbM7(13) |Bb/C Cm7/F |Gb/Ab Ab/Bb|
サビ始まりになっていてあたかも「ポップスかよ!」というキャッチーな構成。そういえば学生の頃、カシオペア派の友人に「スクエアって歌謡曲やん」って言われたことを思い出しました。サビ始まりでいえば「明日への扉」もそうですね(奇しくも、これもHUMANのオープニングナンバーです)。でも、カシオペアでもFIGHT MANとかBAYSIDE EXPRESSとかサビ始まりですやん!
コード進行でいうと、多用されているM7(13)やVI/Vのコードがめちゃくちゃかっこいいです。特にBセクションやDセクションでは、平行和音による進行とあいまって「これぞフュージョン!」って強く感じます。VI/Vについて言えば、Bセクション7~8小節目のVI/V→V/VI(ここではEb/F→F/G)の進行はサブドミナントに戻る進行でよく見かけますが、浮遊感というか解決しない感じがとても気持ちがいいです(角松敏生のSEA IS A LADYのサビや、カシオペアのMID-MANHATTANのAメロでも出てきてますね)。
この曲について
人気曲「宝島」も収録されているアルバムのオープニングナンバーなのに、ライブ演奏をほとんど見かけない「不遇の(?)」ナンバーではないでしょうか。サックスソロの後ろでプチドラムソロをやっていたり(則竹さん加入直後で早速叩きまくってますよね)キーボードソロがあったりと、割と聴きどころが多い曲だと思うんですが...。やはりシーケンスフレーズが多いところが厄介なのかもしれません。「S・P・O・R・T・S」って打ち込みが多用されていて、それ以前(STARS AND THE MOONやR・E・S・O・R・T)ともそれ以降(TRUTHやYES,NO)ともちょっと楽曲の雰囲気というか空気感が違いますよね。