Space Romancer(謎の壁 ブロックくずし Arrange Version)/KONAMI
演奏動画
KONAMIのファミリーコンピュータ ディスクシステム用のブロック崩しゲーム「謎の壁 ブロックくずし」からエンディング曲です。コナミ矩形波倶楽部のアルバム「コナミック・ゲーム・フリークス」に収録されているアレンジバージョンを耳コピ(+α)再現してみました。
本当はギターソロ部分も録音する予定だったのですが、ひとまずソロなしバージョンを公開しています(手元には手書きのタブ譜まで用意しているのですが...)。
構成・コード進行・解説
Intro
→A→B1→A→B2→C(Gt.Solo1)
→Interlude→D(Key Solo)→B3x2→B3xn(Gt.Solo2&F.O.)
Intro/Interlude
|DM7 |E7/D |C#m7 |F#m7 |
|Bm7 |% |DM7/E |% |
|Bm7 |DM7/E |
A
|A |% |GM7 |% |
|A |% |GM7 |% |
B1
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
|DM7 |DM7 D/C# |Bm7 |DM7/E |
B2
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
|GM7 |% |Bb |Bb/C |
C(Gt.Solo)
|F |% |Eb |% |
|Dm7 |% |C |% |
|F |% |Eb |% |
|Dm7 |% |C |% |
|Bb |% |A |% |
|G |E/G# E |G |A |
D
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
B3
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
|DM7 |% |C#m7 |F#m7 |
基本は A→GM7(I→VIIbM7)を繰り返すAパートと、泣かせの王道進行(IV→IV/V→IIIm→IIm)の変形(2小節目がIVのまま)のBパートの構成。
AパートはGM7のメジャーセブンスがいい仕事をしてます。よく考えると、同じコナミのツインビーのメインBGMも(キーは違いますが)同じ進行ですね。
Bパートは、ファミコンの原曲では普通の王道進行です。アレンジにあたってここだけちょこっと変えているのはなんでですかね。
原曲はこのAとBを繰り返す構成ですが、アレンジバージョンはそこからFに転調して古川もとあき氏のギターパートが追加されています。Fに転調する前のBb/Cはお馴染みのセカンダリードミナント(C7の変形)です。
その後、イントロに戻り、Bパートの進行でオルガンソロ(?)→間奏→ギターソロ→フェードアウト、となります。
この曲について
冒頭にも書いた通り、この曲自体はアルファレコードからリリースされていたG.M.O.レーベルのコナミ編第三弾である「コナミック・ゲーム・フリークス」に収録されていて知っていた(で、いい曲だなぁ、と思っていた)のですが、ファミコンのオリジナルバージョンについてはYouTubeで同ゲームの動画が投稿されるまで全く聴いたことがありませんでした。アルカノイドを持っている友人はたくさんいたけれど、謎の壁を持っている人はいなかった(笑)。このゲームが発売された1986年は、アルカノイドのヒットをきっかけにした、ブロック崩しのリメイクブームだったんですね。
アルバム収録のアレンジバージョンは古川もとあき氏の後半ソロのフレーズがひたすら気持ちいいです。
耳コピにあたっては、弦やピアノのパートをちょっとだけゴージャス・かつリアルにしています。元のアレンジバージョンは、音源はDX7+Juno106+RX11、これをQX5だけで演奏させていたとのことなのですが、当時の僕の耳にも(特に弦の音が)「うーん、ちょっとショ○イ」と感じられていたので、原曲の雰囲気を壊さない程度にいじってみました。ただ、イントロのベルっぽい音だけは「FM音源のあの感じじゃないと!」ということでDexedで再現しています。