Adventure(Arrange Version)-OutRunners/SEGA
演奏動画
SEGAのレーシングゲームの怪作、OutRunnersからAdventureです。B-Univのアルバム、「Virtua Racing & Out Runners」に収録されているアレンジバージョンをサイズ短めで耳コピ再現してみました。
SEGAのレーシングゲームBGMからなにか作るとすればOutRunやセガラリーから持ってくるのが順当だと思うのですが、おなじフュージョン風味のナンバーなら、この曲もよくない!?ということでの選曲です。
構成・コード進行・解説
Tempo=120
Intro→A→B→C→D→A→B(F.O.)
Intro
|BbM7/C Am7/D Bbm7/Eb| % | % |Bm7/E Cm7/F| x4
|Fm7/Bb |
A
|BbM7/C Am7/D Bbm7/Eb| % | % |F#m7/B Gm7/C| x2
B
|Am7/D |Cm7/F |Em7/A |Fm7/Bb Em7/A | x2
C(Piano Solo)
|FM7/G |% |% |FM7/G EM7/F#|
|EbM7/F |% |% |EbM7/F% EM7/F#|
|FM7/G |% |% |FM7/G EM7/F#|
|EbM7/F |% |% |EbM7/F Eb F F# G|
D
|(G) AbM7/Bb |GM7/A|GM7/A AbM7/Bb|GM7/A F#M7/G#|
|(F#M7/G#) AbM7/Bb|GM7/A|GM7/A AbM7/Bb|GM7/A EbM7/D |
分数コードだらけですが、この曲はものすごくおおざっぱに言ってしまうとすべてIV/Vだけでできている曲です。このコードがひたすら並行移動されてこの曲を形作っています。一部ボイシングの関係でIIm/Vに相当するコードも出てきていますが、機能的には全く同じです。もっと突き詰めて言うとこれはV7の代理コードなので、7thがひたすら続いていく...と言えなくもないですが、普通の7thとちがいIV/V(IIm7/V)は洗練された響きがする(と思う...)ので、ブルースのような泥臭い感じはないです。
この曲について
OutRunnersはSEGAの往年の名作レーシングゲームOutRunシリーズの第三弾として1993年にリリースされたゲームです。8人までの同時対戦が可能で、ガチに運転を楽しむというより、初代OutRunの「世界中の名所をお気楽に走り回る」というところにフォーカスした作風の作品でした。
BGMは初代OutRun3曲のアレンジバージョンに加えて7つの新曲が用意されているのですが、個人的にはハウスっぽいアレンジが「うーん、ちょっと違う...」と感じていて、リアルにプレイしていた時には短い曲が次々に入れ替わる「MEGA Radio Station」というモードを愛用していました(年がばれる...)。そんな中、フュージョン風味強めのこのナンバーだけはちょっと雰囲気が違っていて、前述のB-Univのアルバムでもその風味を前面に押し出したアレンジになっています。
打ち込みに関しては、ラッパ隊をブラス音色一発にせずにトランペットx2+トロンボーンで分けて打ち込んでいたり、ピアノはちゃんとペダルも考えていたり、というところもポイントなんですが、ラテンパーカッションをひたすら一音一音打ち込んだのが一番の苦労どころです。